小さい子どものうちから英語を学ばせた方が良いの?

私は英語が苦手なので、子どもには英語がペラペラになってほしいと思うのですが…
小さい頃から習っているお友だちもいるけど、子どもの頃から習うメリットってあるのかしら?
教えてぴょんこせんせい

幼児期から英語を学ぶ事にメリットがあるか否かといえば、メリットはあります。では、どのようなメリットがあるのか、またデメリットはどんな点かについてお話ししましょう。
幼児期から英語を始めるメリット
幼児期の習い事として「スイミング」「ピアノ」と共に人気の高い「英会話」ですが、そこには人気が高いならではの理由があるんです。ここでは、英語に触れる事のメリットについて解説していきます。
発音・アクセントに慣れることができる
子どもの発達には「臨界期」というのがあります。学習を習得するためには適切な時期がありますが、その時期を過ぎると、努力をしても習得できなくなる限界の時期のことをといいます。
言語を習得するためには、まず、耳から入ってきた音を聞き取らなくてはなりません。音を習得する能力が最も発達する時期は3歳〜6歳になります。よく、小さい子どものうちに、絶対音感の訓練をしないと絶対音感は身につかないと言われていますが、これも「臨界期」が関係していることです。
英語の場合は、日本語にはないアクセントや、「L」と「R」や「B」と「V」などの発音の違いや「th」などの独特な音を聞き取って、発音していかなければなりません。
つまり、幼児の頃から英語の発音やアクセントに耳を慣らしておくことで、英語を聞き分ける耳を持つことができ、発することができるようになるので、英語を効率良く学べるようになるということです。
ちなみに、言語能力の「臨界期」は3歳〜9歳頃と言われ、15歳頃になると吸収力が減っていき、習得が難しくなってくると言われています。
英語を英語で考えられるようになる
大きくなってから英語を始めると、英語を日本語で考えてから置き換えようとしますが、子どもの頃から英語を始めることにより、英語を英語で考える能力が育ちます。日本語に置き換える作業が発生しない分、スムーズに会話ができるようになります。
また、英語で考えて行動する経験を積み上げていくことができるので、言葉をどんどん発達させていくことができるようになるのです。

吸収するのが早い
子どもは真似をすることが得意です。大きくなると恥ずかしくなってしまったり、頭で理解しようとすることでも、小さな子どもは感じたままに真似をして、表現しようとします。この真似をすることこそが、言語を効率よく、次々と吸収していくことになるのです。
子どものうちから英語にたくさん触れ、コミュニケーションをとることによって、子どもはどんどん真似をして、英語を習得していくようになります。

幼児期から英語を始めることのデメリット
次に、小さい子どもの頃から英語を始めることのデメリットについてお話ししましょう。
2つの言語による混乱
早くから英語を始めることによるデメリットとしてよく挙げられているのが、日本語がきちんと話せないうちに英語を始めてしまい、混乱してしまうのではないかという問題です。
確かに、日本語がきちんと身についていないうちに英語を始めることにより、混乱が起こったり、日本語も英語もどちらも中途半端になってしまう恐れがあります。これらは、日本語と英語の両方を混ぜて習得させようとする場合にみられます。
混乱を防ぐためには
日本語と英語の両方を同時に習得させようとすると、混乱が起こりやすくなってしまいます。例えば、普段は日本語を話しているママが英語を教えようとすると、子どもは混乱してしまい、日本語も英語も中途半端になってしまう恐れがあるということです。
そのため、日本語と英語は別々の方法で学習し、習得させていくことが必要になります。
理想は、母国語である日本語は日本人のママが教え、英語はネイティブな先生に教えてもらうようにします。違う人から学習していく事により、思考回路を切り替え、使い分けながら覚えていくことができるようになります。

プレッシャー
子どもに英語を学習させたい理由に「親自身がが英語に苦労したから子どもには苦労をさせたくない。」「子どもが大きくなったら、海外でも活躍できるようになってほしい。」「大人になった時に、就職に有利になるように。」という思いの方も多いと思います。
子どもの将来を思って、より良い環境を整えてあげたいというというのは、親の思いとしては当然のことでしょう。
しかし、その思いが一方的で強すぎたり、子ども自身が望んでいなかった場合、子どもにとっては苦痛になってしまうこともあります。期待がプレッシャーになってしまったり、子どもがやりたくないのに強要させてしまうことで、子どもを英語が嫌いにになってしまうことも・・・子どもに負担のないよう、楽しみながら行えるように導いてあげましょう。

まとめ
幼児期から英語を始めることで、効率よく学べるようになります。しかし、英語を習得してほしいあまり、日本語が疎かにならないよう、ご家庭ではきちんとした日本語をママやパパが教え、英語は英語を母語とするネイティブな先生にお願いするようにしましょう。

あくまでも子どもが主役です。
無理強いせずに、まずは子どもが楽しめる範囲で英語に触れられるようにしていきましょう。
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